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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
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『カーネーション』とか『花子とアン』とか『マッサン』などなど朝の連ドラの大河化著しい昨今。
本家のはずの大河『軍師官兵衛』、御覧になられた方はいらっしゃいますか?
私はなんだかんだ言いながら最終回まで見てしまいました。

以下箇条書き
播磨島津氏は…やっぱり出ませんでした(^^;) だがしかしまさか本家が登場するとは(○。○)まあ見事なやられキャラだったわけですけどね_| ̄|○
・本能寺の変の辺りの盛り上がりはすごかったし、岡田准一こと「ひらパー兄さん(二代目)」の黒い演技には感心した…のだが、その翌週からは「官兵衛さますごーい」のageage嵐で_| ̄|○ ひらパー兄さん2代目は48回「如水最後の勝負」でも黒い官兵衛(略して「黒兵衛」)を生き生きとやってたので、最初からずっと黒風味でも良かったんではなかろうかの。
・江口洋介は嫌いな俳優ではない…が、最後まで微妙すぎる織田信長であった。『信長のシェフ』の及川信長とか『信長協奏曲』の小栗信長の方が正直それっぽいヾ(--;)
・いくら戦国時代の播磨がややこしいからと言って浦上氏とか重要なところが色々省略されすぎヽ(`Д´)ノそしてその最大の割を食ったのは肝心の官兵衛の妻・光の実家である櫛橋氏であろう…単なる官兵衛の持ち上げキャラにされてしまって(つд`)
・官兵衛の黒い部分を全部しわ寄せされてしまった黒田長政。しかしこんな厄介な役をよく松坂桃李は引き受けた物である。
・官兵衛と半兵衛の友情は見せ場のはずだったのに、何かよく分からんまま終了。しかも竹中半兵衛の配役は谷原章介だったのに…モッタイネ これに関してはテレビ東京版黒田官兵衛(『二人の軍師』)の勝ちだな。
・官兵衛と毛利の絡みをよく描写していたわりには、後半の関ヶ原の戦いの辺りで吉川広家とか小早川秀秋のモブキャラ化が酷かった。特に広家は空気。九州御動座辺りで吉川元春がバンバン出てたのは何だったのか…伏線じゃなかったの?
・黒田官兵衛の側近と言われた「黒田二十四騎」。だが私の記憶では、栗山利安(善助)とか井上之房(九郎右衛門)とか母利友信(太兵衛)、後藤基次(又兵衛)は登場した記憶があるのだが、他は…あれ?「24人もかき分けられねーよ」と言うスタッフの手抜き叫びはわからんでもないけど、せめて「黒田八虎」(8人)ぐらいはこなしましょうよ…。
・小西マグダレナ(石野真子)は登場するのに孝蔵主が登場しない謎な北政所の側近。マグダレナが北政所の側近なのに小西行長と北政所の関係が空気!…という演出が更に意味不明。
・その北政所は秀吉が亡くなると直ぐ出家して高台院に。が、実はこれはダウトな事に何人が気が付いただろうか…_| ̄|○ 大昔の大河『おんな太閤記』でも、あの頃は北政所の研究は進んでいなかったにもかかわらずこの辺はきちんと抑えてたんですけどねえ…
・黒い部分が秀吉と長政にしわ寄せされた宇都宮鎮房一族暗殺。しかも鎮房の娘の扱い方にはいろいろと吹いてしまったです。地元民はアレで良かったのだろうか?
・吉弘統幸を的場浩司こと「スイーツ番長」がやったのにはちょっと驚いたけど…まあかっこよい戦死の仕方だったから良いか?!吉弘が大河に出てくるのは多分これが最初で最後だろうし_| ̄|○
・石田三成の描き方が余りにも単純悪役過ぎてなんだかね。三成を含め、北政所vs淀殿とか、余りにも古めかしい設定で、脚本家始めスタッフの勉強不足が目立つストーリー展開でした。
・大河ドラマと言えば「最終回が近くなるとやたら増える回想シーン」なのですが、回想シーンが比較的少ないことは評価できる点かと。
・実は一番目だったのは荒木村重かも。中の人は私生活でも大花火打ち上げたしヾ(^^;)
・そして一番の衝撃は突然決まった衆議院議員選挙のため、最終回放送が急遽1週間後倒しに⊂(。Д。⊂⌒`つ…こんな事大河ドラマの長い歴史でも初めてでは?…まあ、通常は1時間前倒しされるのが当たり前なんで、これはせめてものNHKの温情かも???

…総評すると「ちゅ~とはんぱやな~」(←大木こだま風)この一言に尽きます…
俳優さんはそれなりに頑張っていたと思います。が、それをそれを台無しにするスタッフの怠慢…特に脚本のだめだめさには何度_| ̄|○したことか…「黒田官兵衛」は僅かに残る戦国時代舞台の貴重なネタだったと思うんですが、もうちょっとうまくできなかったんでしょうか…。
例えて言うと「A4クラスの神戸牛をペットフードにされてしまった」ような感じ。
でも某県の知事に言わせると一昨年の大河よりこっちの方がずっと良いらしいですよ。そうかなあ?(゜_。)?(。_゜)?



さて。
実は一昨年の『平清盛』に続く兵庫県舞台の大河だったわけですが、まあ姫路辺りは流石にそれなりに盛り上がってたんですが、他の地域はいまいち。でも大河をよく見てると結構尼崎とか神戸とか伊丹とか兵庫県南部全体を結構網羅していた話だったわけです。しかし、観光客誘致キャンペーンを熱心にやってたのはやっぱり姫路市とか、姫路を地盤にする私鉄・山陽電鉄とか…阪急電鉄沿線も結構関わっていたけど余り熱心じゃなかったのは、やっぱり大河より宝塚歌劇100周年だったからだろうかヾ(^^;)神戸電鉄は特に廃線の噂が強い粟生線沿線が舞台になっていたんだからもうちょっと頑張っても良かったのになあ、と言う地元民の感想でした。


おまけ
「今の時点で戦国島津を大河にしたら島津忠恒の配役は間違いなく松坂桃李」ヾ(--;)

…来年の大河の感想は多分お休みです(ヲイ)
だって予告見てたら「何でも主人公がやったこと」になりそうだし、キャストが『篤姫』の使い回しだし、NHKの「夢よもう一度」という欲望がぷんぷん過ぎて…うぇっぷ

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完走しました^^
クロカン・シロカンはファンの願望と大河のポリシー?が同居したんだな~と自己処理しました^^
黒い方が見れたんで満足です^^

信長~~これは激しく同意^^
ビジュアルは及川ミッチーが圧倒的だし、オーラというか雰囲気は小栗クン無双。
江口さん・・・なんかピンボケの写真を見てるような微妙信長だった^^;

播磨史は端折りすぎてサッパリ理解できなかったです^^;
お蔭で前半はストレスがかなり・・ゲフゴホ

宇都宮鎮房一族暗殺・・かなり頑張った方かなと思ってます。
元々地元伝承が数パターンあることですし、黒田家が謀殺したんだって根幹部分に誤魔化しなかっただけでも近年の大河では上等の部類かと・・・

オタクのシャウトとしては「宇都宮鎮房じゃない~~城井鎮房だぁぁ!!」
「宇都宮に改姓したのは江戸期からじゃぁ!」
家久公だって日記に「紀伊(城井)」って書いてるのに~~ブツブツ

黒田二十四騎・・・毛屋さんも出てましたよ^^

吉弘統幸・・あの一騎打ちシーンは気に入ってます^^
鍋島さまも(名前だけ)登場したし、個人的には「頑張って盛り込んだ方」として好印象です^^

あと糸姫さまと長政のツンデレっぽい設定が可愛らしくて映像的に楽しかったのも評価が甘くなってる一因です^^

母里と栗山が活躍する大坂脱出もやったし、呑みとり日本号もやったし、左手何してたんだ?もありで、見たかったのは概ね出たから良き哉です^^

なんだかんだと楽しい一年でした^^
時乃栞 URL 2014/12/27(Sat)00:36:30 編集
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