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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
実は3週間も前の話をネタにする(スイマセン、怠慢で)



12/12BSプレミアムで放送された「英雄たちの選択」は“斎藤隆夫”という戦前~戦後まもなくのころまで活躍していた政治家をネタにしていた。
この人は現在では余り知られてない人物ではないかと思う。私も最近まで知らなかったし。私が知ったのは今田新太郎関連で松本健一『第2の開国と大東亜戦争』 と言う本を読んだとき。松本氏が激賞していた人物の一人がこの斎藤隆夫であった。
※蛇足ながら松本健一氏は今年11月に68歳で逝去されました。この分野では随一の学者だっただけに残念です
また「英雄の選択」の司会者である磯田道史氏の尊敬する人物がこの斎藤隆夫らしい。これはの本で知りました。
それにしても番組で斎藤隆夫を取り上げたのが衆議院選挙の2週間前だったのは驚きでした。狙ってやったのかな?磯田さん。

…さて番組でも紹介していたが、斎藤隆夫は何とばんないの地元/兵庫県の出身なんだとか。といっても神戸ではなくて日本海側の出石の出身。食い物ヲタには「そば天国」の一つとして知られ、観光ヲタには「城下町が名物」と知られているところである。日本史ヲタには黒歴史「仙石騒動」の舞台として一番知られているだろうが…特に幕末ヲタにはあの桂小五郎(木戸孝允)が一時期逃亡していた場所として知っている人が多いかも。
実は出石は幕末の改革運動に関わりが深い土地柄で、去年の大河『八重の桜』の新島八重の前夫・川崎尚之助も出石出身。討幕運動に身を投じ、後に京都府知事になった北垣国道も出石出身。こういう環境の中で斎藤隆夫も政治を志すようになったらしい。

ところが。

ばんないが知る限り、兵庫県下での斎藤隆夫の知名度はかなり低い。出身地の出石ではどうか知らないけど。今年の大河の主人公・黒田官兵衛には確実に負ける(^^;)だいたい官兵衛が大河になる前からも斎藤隆夫は知られてなかったように思う…。
念のために家人(兵庫県生まれの兵庫県育ち)に聞いてみた。
ばんない「斎藤隆夫って知ってる?」
家人「知ってるよ 『ゴルゴ13』の作者でしょ」 ※冗談ではなく本当にこう言った
ばんない「⊂(。Д。⊂⌒`つ」
…確かにアレも「さいとうたかお」であることに間違いはないが…漫画家より知名度低い戦前民主主義の旗手にして郷土の偉人…のはずなんだけど(T∀T)

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