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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
この記事で片倉衷が今田新太郎を落とすような発言をしていたことは指摘したが、
その後いろいろ調べてみて、片倉衷の「満州事変時の今田新太郎」記述が時代と共に微妙に変わっていることに気が付いた。
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... ふみきった。結局、これは当時石原参謀が主張した、行政の指して板垣参謀に意見を具申した。しかし,参謀長は板垣、石原、松井各参謀とわたしを集めて会議には、第三課員は駒井氏に対する反感から、その部下になることを好まず、今田大尉等数名は連署...
『挫折した理想国』1967年
http://books.google.co.jp/books?ei=JQqGUbSdOYLTkwWu-oHwAw&hl=ja&id=M1hOAAAAMAAJ&dq=%E4%BB%8A%E7%94%B0%E6%96%B0%E5%A4%AA%E9%83%8E&q=%E4%BB%8A%E7%94%B0#search_anchor
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片倉衷 結局予定通り第三課を廃止し、統治部一本とすることに一決し、今田大尉等を説得した。意見を具申するところがあったが、参謀長は、板垣、石原、松井各課長ならびに私を集め協議し、就任せる駒井顧問に対する反感から、今田大尉外数名は、その指揮 ...
『戦陣随録』1972年
http://books.google.co.jp/books?ei=JQqGUbSdOYLTkwWu-oHwAw&hl=ja&id=MEAFAAAAMAAJ&dq=%E4%BB%8A%E7%94%B0%E6%96%B0%E5%A4%AA%E9%83%8E&q=%E4%BB%8A%E7%94%B0#search_anchor
「満州国顧問・駒井徳三と今田新太郎その他数名(第三課のメンバー)が対立したのが今田新太郎早期帰国の理由」
としていたのが
今田大尉がノイローゼになったんだ、仕方なく内地に転任させた。あの人は18日夜、(北大営を急襲し、張学良の命令でほとんど無抵抗の)支那兵を切った。抵抗しない人間を切ると印象に残るもんだ。幻想に襲われて夜眠れない。今田が、そうだと言うんじゃないが、軍人が勲章ほしさに好んで殺傷するようじゃ修養が足りないんだ。」
『将軍の遺書-遠藤三郎日記』1986年
※なおこの元ネタの初出『片倉衷談話速記録』は1982~1983年発行
おやあ?これはどういうことかいな。

結論 片倉衷は今田新太郎のことが嫌いだったんだろう、多分。

おまけ
『戦陣随録』『挫折した理想国』では今田だけ早く帰国した理由は「駒井徳三顧問との対立」にあったとしてるなあ。前回の考察はちょっと見直しが必要か。

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片倉衷
晩年の片倉衷に昔会ったことがあります。
2.26事件のときのいきさつを取材しました。
頭を撃たれた(磯部浅一からだったか?)銃弾を東大だったかどこかに寄贈したといってました。
会ったのは今から25年以上前ですが、当時すでに90歳くらいだったと思いますけど、200グラムのステーキをぺろりと平らげたのが印象的でした。
桐野 2013/07/08(Mon)21:42:56 編集
意外
こんばんは。

桐野さんは片倉衷実物に会われたことがあるとは!それはすごい体験をされましたね
…平成も20年代の今は、片倉の息子世代でも鬼籍に入られた方が多いようで、本当に昭和が遠くなりつつあります…

片倉レベルの怪物と言えば、鈴木貞一でしょうか。しかも鈴木はA級戦犯ですから…

片倉の遺品は生前贈与分が東大、死後の寄贈が国立国会図書館にあるみたいですね。今田関連の物がないかリストを探したことがありますが、残念ながらないようです。

200gのステーキですか 経済的に無rゲホゲホ あら皮で200gのステーキ食った後にアヴェンタドールで迎えに来て貰うのが永遠にかなえられない夢です(涙)
ばんない 2013/07/09(Tue)00:16:56 編集
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