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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
タイトルみていかにも古そうかつお堅そうなこの本、実は戦前参謀本部がおん自ら出版した満州事変公式記録本…になる予定だったのですが、その後すぐに日中戦争が始まってしまい、当初予定した半分も作れなかったという曰く付きの資料なのです。

入手した本は戦後の昭和47年に再版された物。
奥付みてると
昭和十年三月二十五日第一刷発行
昭和四十七年九月十八日第二刷発行
と37年ものタイムラグがある。あと第2刷が「9月18日」発行というのは柳条湖事件勃発日と引っかけてるんだろうな、きっと。
それと、発行所が株式会社厳南堂書店。この本屋、私のような戦国島津ヲタにとってはとっても馴染みのあるところで、あの『鹿児島県史料』の取次店なのだ。こんな物もつくってたのか…。

さて、これに今田はどのように登場するのだろうか?

事変勃発するや哈爾浜方面の情勢亦頓に悪化し九月二十一日には同地総領事館、朝鮮銀行などは爆弾を投せらるるに至り物情騒然たり依って同地総領事代理副領事中野高一より数回に亘り帝国政府宛出兵を懇請するあり軍司令官亦之が赴援を為すことあるを予期して所用の準備を進めつつありしと雖中央部は哈爾浜に対しては居留民の現地保護を行わざる方針なることを知り概ね現在の体制を以て南満州鉄道沿線の治安維持に任すると共に状況の変化に応じえるの準備に在らしめんとし二十二日午前九時第二師団をして最小限の兵力二十三日「有力なる一部」と修正せらるを吉林に残置し爾余を以て速に長春に帰還すへきを命じたりしか第二師団長は歩兵第十五旅団騎兵第二連隊、野砲兵第二連隊第五中隊を属すをして吉林及び敦化付近の警備に任せしめ歩兵第十五旅団司令部及び歩兵第十六連隊は二十五日長春より吉林に移動す爾余の部隊を以て二十五日午後長春に集結せり独立飛行第八中隊は二十二日長春に移動し主として第二師団に協力す
p.32
※原文は旧字体漢字カタカナ交じり文ですが、適宜新字体漢字ひらがな交じり文に変換しております。
実はこの日、板垣征四郎・石原莞爾の命で今田は吉林に派遣されているのだが、今田の「い」の字も全く出てこない。…よくよく考えたら関東軍所属じゃない今田新太郎の名前が出てきた方がかなりまずいのだが(-_-;)

と言うわけで、この調子で報告は延々と続き
最後の最後まで今田の名前は一か所も出ないのでした_(。_゜)/

まあ、片倉衷とかの名前も出てなかったような気がするし、下働きの参謀の扱いってこんなものなんでしょう…か。

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