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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
先日再放送されていたので見ました。
何かもう3,4回は見てるような気がする(爆)

これのおもしろいのは、
「『源氏物語』というものがその時代時代でどういう風に利用され捉えられてきたか」
という観点で追っかけていること。
なので、『源氏物語』それ自体に興味のある人には余り面白くない番組かも。

やはり拙HP+ブログ的に興味深かったのは戦国時代(戦国武将)と『源氏物語』の関係についてのお話でしょうか。
都の華やか+雅な文化への憧れ=『源氏物語』というのは、まあ予想された展開だったのですが、
アメリカにある『源氏物語』の画帳が裏書きから三条西実隆が制作に関わっており、更に「実隆公記」の記述から注文主は大内氏(大内義興?)じゃないかと推測したお話が興味深かったです。
…いや、一番興味を引いたのは、それを推測したハーバード大学の先生(アメリカ人)が日本語ぺらぺらな上に、続郡書類従版「実隆公記」をぺらぺら読んでられたことですが…(^^;)ワタシモヨンダコトナイ

後は豊臣秀吉が必死になって「源氏物語」を研究しようとした?らしいノートが残ってるとか(でも誤字脱字が多いところを見ると途中で挫折したらしいとか(^^;))
徳川家康が将軍になった直後、諸大名の前で行った演説は「源氏物語」”初音”の一節であり、この話が権力の反映を示した物と捉えられていたのではないかとか でも家康が源氏物語知ってたというのが意外だった 実学しか興味なさそうな人だからヾ(--;)
戦国・安土桃山関連のネタはこれくらいだったかな。

江戸時代はやはりというか庶民にとってエロ本のネタとして使われてたみたいですなヾ(^^;)
…まあ、「源氏物語」はそういうネタの宝庫ですし、”権力の象徴”や”都の文化の象徴”としてよりよっぽど正しい使い方かと(ヲイ)

ところで気になるのが、拙HPのネタである島津さん。
この中に「源氏物語」に詳しいと明言されている人がいるのである。
島津忠良の次女にして樺山善久の妻であった島津御隅がその人である。 拙ブログ関連ネタこちら
「源氏物語」は先述の通り、アレなネタのオンパレードなお話なのだがヾ(^^;)
御隅の父・忠良は無茶苦茶規律とか道徳とかにうるさい人であって…
たぶん忠良が御隅に渡した「源氏物語」って、その辺の記述が戦後直後の日本の教科書みたいに黒塗りで塗りつぶされた物だったんじゃないかと(ヲイ)


公式HP?はこちら ほとんど説明ありませんが(T∀T)

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無題
戦国武将で源氏の勉強した人と言うと、思い浮かぶのは吉川元春です。

女性で源氏に詳しいなんて珍しいですね。
今でこそ平安R指定扱いだけど、漢詩の知識が必須だから元々は男性が勉強するのが一般的だと、聞いた事があります。

日新斎は女子の教育も熱心だったのかな
家康は意外でした。
時乃栞 2012/05/02(Wed)10:36:25 編集
戦国源氏物語
こんばんは。コメントありがとうございます。

>戦国武将で源氏の勉強した人と言うと、思い浮かぶのは吉川元春です。
吉川元春は大内氏辺りからの感化受けている可能性が高そうですね。
>漢詩の知識が必須だから元々は男性が勉強するのが一般的だと、聞いた事があります。
そうなんですか。それは初耳。情報ありがとうございました。
>日新斎は女子の教育も熱心だったのかな
「日新菩薩記」には具体的な話は出てこなかったような気がしますが…うるさそうなイメージはあります(汗)
>家康は意外でした。
実用本しか読まないようなイメージが強いですしね。実際文化方面にはかなり疎かったようですし。
ばんない 2012/05/05(Sat)01:45:32 編集
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