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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
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BSジャパンで放送されている「テレビ日経大人のOFF」の1/14放送分にて紹介されていた山梨県の温泉・慶雲館
この温泉、なんと「世界最古の宿泊施設」としてギネスブックにも認定され、そしてその家伝が私にとっては非常に興味深い。
その昔、藤原真人がこの地方に流浪し「柳が島」に住んでいました。真人は土地の娘をめとり双児の兄弟をもうけました。
名を兄が四郎長磨、弟を六郎寿磨と名づけたといいます。
ある日、真人は狩猟の途中、湯川のほとりにさしかかった時、岩の間より盛んに噴き出している熱湯を偶然に発見したのです。
試みに入ってみたところ、神気爽快、四肢軽快今までの労れもすっかり治ってしまったので大変驚き、また喜びました。
その後、真人は険しい山の中に道を開き、湯つぼを造るなどして、「近隣に隠れた名湯あり」とまで諸村に伝えられるようになりました。
文武天皇の慶雲二年(西暦七○五年)三月のことでありました。

これが、西山温泉の起源と伝えられています。
http://www.keiunkan.co.jp/07_history/index.html
※下線は当方補足
「藤原真人」については、拙ブログを見ている人は知らない方が多いと思われるので、wikipediaのこちら参照。なんとあの藤原(中臣)鎌足の息子。実は坊様なのだよ。飛鳥時代にまだ浄土真宗はないはずなんだが、なんで結婚してるんだろヾ(^^;)
なお、タイトルが「「藤原」真人を~」となっているのは、藤原姓が誕生したのは669年。真人は3年前の666年に亡くなっており「藤原」姓になってないので各個付にしたというわけです。あ、でもこの伝説では更に先の705年まで生きてることになってるのか。

実はこの「藤原真人」という人物に非常に興味があって、ネットを始めた当初、彼の伝承がどれくらいあるのかというのを無謀にもネット検索で調べたことがある。今から約15年ほど前で、伝承を持つ寺は12か所。特に神戸市西部と奈良県桜井市の談山神社周辺に集中している傾向があった。

ところが今回のこの慶雲館は遠く離れた山梨県。しかも「藤原」真人は結婚までしているときた。
余りにも傾向とかけ離れた伝承。
しかも聖徳太子のような全国的メジャーな人物なら変形もわからんでもないがヾ(^^;)「藤原」真人みたいなどマイナーな人物がネタにされるとは…。

この伝説、学術的に検討は加えられているのだろうか。気になる。え?お前がやれ?!…と言われても手が回らん!ヾ(--;)

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