91首目～97首目「いろは歌」其の五

島津義久｢いろは歌｣41首～47首目「め～」です

面目をほとこすほとの高名は
たのむ神慮のわさならてやは
みる事も又きくことも耳と目に
とまらぬ人やたハけなるらむ
しらま弓やたけこゝろを持てこそ
いつれの道のをくもしるへき
会釈には客のこゝろをうかゝひて
おもきかろきは時によるへし
人のよき人のあしきをみてハわか
身をみかくへき鏡ともせよ
文字もわかぬ我はさなから盲目に
おなし物とやひとのみるらん
誓紙をはかろ／＼とする人ハたゝ
三とせのうちの罰としるへし
推量ハおほかたあふもおもへとも
ときととからぬ心にそある
経陀羅尼よみてもよしや大空の
月まつ夜半ハ御はらひそよき

---

さて、｢いろは」は47文字しかないので、本当ならこれでいろは歌は｢完｣になる

…はずなのですが
何故かこの島津義久いろは歌は58首あるのです。
その謎は…

…

次回に続く_(。_゜)/