拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
本屋で偶然立ち読みしたんですが。
タイトルから見て「島津重豪がでてくるかなー」と予想して目次を見ると
予想どんぴしゃ、単独項目で取り上げているようだ。
これだけ読んでみるか・・・
・・・
重豪ってすばらしい!先端的な考えの持ち主!田沼様のお友達というだけですばらしい!
・・・終始こんな調子でした。がっかり。
確かにタイトルから見て分かるように田沼意次を誉めて誉めて誉めたおす番組の本というのは分かってるんですよ。でも、島津重豪の治世はその後先考えない「開明」のために、後の処理が大変だった時代でもあるのですよ。そういう暗い点にはひとっことも触れてない。この章は島津重豪を中心に書いているのだから、そういう問題点もちょっとは指摘してないと片手落ちもいいように思いました。人間明るいばかりが人生じゃないんだから。
と思ったら、去年の大河の便乗本 で、もうけた作家さんみたいですねぇ。このお方。
そういえば、島津重豪の章の最後の方では「斉彬すばらしい!その養女となって大奥の盟主となった去年の大河の主人公・篤姫すばらしい!」といった論調がちらっと挟まれていた。
深い掘り下げを期待する方が無駄だったか。
※蛇足ですが、個人的には田沼意次の治世自体はそれなりに評価はしています。田沼が嫌いだから上記の感想になったわけではないので。念押し。
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