『歴史読本』２０１１年７月号

桐野作人氏が自分のブログで紹介されていて、該当の箇所だけ立ち読みしたのだが(^^;)
やはりじっくり読みたくて、改めて入手。

以下感想

・表紙にでかでかと書かれたタイトル＋写真で仰天
「真説！信長の天下統一を阻む５人の敵　朝廷・将軍家・本願寺・イエズス会・島津家」
そして背景に浮かぶ島津義弘肖像画⊂(｡Д｡⊂⌒｀つ

…つまりだな、『歴史読本』は「島津義弘が本能寺の変の黒幕だと言いたいんだよ！！！」（な、何だってー）
ちなみに島津家久(中務大輔の方)黒幕説は事実あるらしい…(○｡○)

・作家の加藤廣氏（『信長の棺』著者）への巻頭インタビューですが…日本政治史の試験「明治維新を論ぜよ」で「明治維新には多分に薩摩と長州の恨み・怨念の要素がある」とおまけに書いちゃって不可だったそうです(爆)…私が担当教授でも可か不可だ（をーい）

・…んで、上記のインタビュー以外は面白かったですヾ(^^;)

・本題の「五人の敵」コラムについて
　足利義昭説（担当　藤田達生）：光秀は義昭を担いだけど黒幕という訳じゃない
　朝廷説（担当　本郷和人）：権力も権威もない朝廷がそんなこと出来るわけねーよ
　本願寺説(担当　小泉義博）：黒幕は本願寺教如なんだよ！
　イエズス会説（担当　高橋裕史）：…信長はイエズス会の後ろ盾なのにそんなことするわけないじゃん
　島津義久説（担当　黒嶋敏）：黒幕とか言うんじゃなくて、信長と義昭の二股かけてただけでした(^^;)
…つまり歴読的には「本能寺の変の黒幕は本願寺！」と言うことでファイナルアンサー？（古)

・つーか、表紙で義弘出しといて、本題は義久ってか⊂(｡Д｡⊂⌒｀つ

・他にも渡邉大門さんの本能寺の変Ｑ＆Ａとか本能寺の変に関するいろんなコラムが載っているので、興味のある方は読んでも損はしない…と思う。