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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
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いつもなら会期ギリギリにいく事が多い私ですが、今回は暑くなる前に早めに行ってきました。

戦国史ヲタとしては(^^;)この展覧会の目玉はおととしイタリアで見つかったばかりの伊東マンショの肖像画ですよねー→ (c)トリブルツィオ財団
今まで当時の新聞?に載ったという、微妙すぎる肖像画しか知らなかったので、リアルな絵は感動。マンショこんな顔だったんだ-(多分ヾ(--;)) ただ実物は思ったほど大きくなく、B4ぐらいのサイズです。
なお、この絵は本来ほかの使節3人分と合わせて一枚の大作だったらしいのですが、ほかの3人分は切断されて売却されたらしく、未だに行方不明とか。イタリアのどっかの倉庫から出てこないかしらん。
※ちなみに今回の伊東マンショの絵もイタリアの某家の倉庫から出て来たそうです。

HPを見ると、天正遣欧少年使節の話はあまりなくてルネサンスの美術品が多数!…と思わされます
が、これが実際見てみると展示点数少ない(´・ω・`)
ルネサンスの大作もないですしねヾ(^^;)
ルネサンス美術がみたい!という人には多分がっかりな展覧会だと思いますが、天正遣欧少年使節に興味のある人にはそれなりに楽しめる内容かと。
(c)バチカン教皇庁図書館
伊東マンショの直筆の書状などは文章の内容自体は当たり障りない内容なんですが、筆跡など興味深い内容になってます。なお署名は「満所」と洗礼名の当て字。実名書かないのね。
使節4人の花押。それぞれの出身士族と関係ある形なのか、実は有馬氏や伊東氏の花押は全く詳しくないので気になる。御教示お待ちしてます<(_ _)>



神戸市立博物館の公式HPはこちら 2017年7月17日まで。
これから青森東京に巡回予定なので、東北と関東の人は神戸まで行かなくてもまだチャンスがあります

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伊東氏の花押
伊東氏の発給文書で現存するものが少ないので、花押も必然的に残っていないような気がします。島津家文書に、家督を継ぐ前の伊東義祐(可水)の書状があって花押もありますが、満所の花押とはかなり違いますね。
たべのむらじ 2017/07/07(Fri)23:09:35 編集
伊東家の花押
たべのむらじさん、コメントありがとうございました。

そうでした、伊東家は島津家に日向国を追われたときに伝来の史料などを放棄せざるを得なかったのでした(^^;)
少なくとも義祐(可水)の花押とはかなり違うとの情報ありがとうございます<(_ _)>

今回の展覧会での書状を見ると、千々石ミゲルと原マルチノの花押はよく似てるかな、と感じました。伊東マンショの花押もちょっと似ているような。中浦ジュリアンのは明らかに違う系統のように思いました。
そういえば、書状にも実名を使ってないですし、氏族の系列に左右されてない花押を別に作って使ったんでしょうか。

末尾ながら、コメントへの反応が大変遅くなって失礼しました。
ばんない 2017/07/25(Tue)11:16:44 編集
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