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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
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2016年はこの感動巨編(?)
「イソサイド・ヘッド」

※この記事は島津ネタとデ○ズニーネタが分からないと理解不能なお遊びです
 地雷を踏んでみたいヾ(^^;)方は、下にある「つづきはこちら」ボタンをクリックプリーズ
 遊んでいる暇無いという方はスルーで

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-あらすじ-
日本の鹿児島という場所に、一人の女の子が生まれました。
名前は「アツコ」
アツコが初めて笑ったとき、頭の中に「ヨシヒロ」が生まれました。
ヨシヒロはいつもポジティブシンキングのイケイケな性格です。

ところが
アツコが生まれて初めていや~な事をされたときに思わずギャーギャー泣き出しました。
すると頭の中に「ヨシヒサ」が生まれました。
ヨシヒサは引きこもり系の内向きな性格でした…。


歳月は流れること11年。
アツコの頭の中には
・ヨシヒロ
・ヨシヒサ
の他に
・タダモト
・イエヒサ
・トシヒサ
という感情が生まれていました。
イケイケのヨシヒロ、ヒッキーのヨシヒサにくわえて、
いつも怒り爆発のタダモト、いつもなんかイライラしているイエヒサ、いつも強硬慎重派のトシヒサ
この極端な“5人”のグループがアツコの頭の中でアツコの感情をコントロールしているのです。
イケイケのヨシヒロが感情スイッチを押すとアツコはとてもハッピーになれ
怒り爆発のタダモトが感情スイッチを押すとアツコは不満なことをアピールできます。
イライラのイエヒサが感情スイッチを押すとアツコは嫌に思っていることを表現できるし
ビビリのトシヒサが感情スイッチを押すとアツコは危険から逃げることができました。
バラバラな“5人”ではありますが、アツコが幸せに暮らして欲しいという一致した目的を持って連携はうまく保たれている…かのように見えました。

しかし“5人”のリーダー格のヨシヒロにはこの11年間疑問がありました。
(何でヨシヒサなんかがいつの間にかアツコの頭にいるのかな?
 ヨシヒサが「思い出のボール」を触ると、楽しいはずの思い出が全部ブルーになってしまうし迷惑だなあ)
-アツコの頭の中には今までやってきたことが「思い出のボール」として蓄積されています。ヨシヒロが「思い出のボール」を触ると、ボールは金色の素晴らしい思い出として溜まっていきますが、ヨシヒサが「思い出のボール」を触るとボールは青色のくら~い思い出に変化してしまうのでした…。

そんなある日。
アツコのパパのナリアキラが、仕事の関係で鹿児島から東京に引っ越しすることになりました。
アツコは11年住み慣れた鹿児島から離れることでだんだん感情が不安定になっていきます…
転居先の家がいきなり地震で半壊してしまった(注1)のもそれに拍車を掛けました…

アツコが転校して初めての日。みんなの前で初めての挨拶をします。アツコは得意技だった俵担ぎ(注2)をアピールしてみんなと仲良くしようとします

その頃アツコの頭の中では、金色の「思い出のボール」に触ろうとしたヨシヒサをヨシヒロが止めようとして、混乱の末に感情のコントロール室から飛ばされてしまいます!
…アツコの感情を残ったタダモト、イエヒサ、トシヒサでなんとかしようとしますが、うまくコントロールできず、結果、アツコは肝心の転校の挨拶で意味なく泣き出してしまい、その後転校先になじめず、孤立してしまいました…。

一方、コントロール室から放り出されたヨシヒロとヨシヒサ。何とかして戻ろうとしますが超ポジティブヨシヒロと超ネガティブヨシヒサ2人の連携は最悪でことごとく失敗してしまいます。
とどめにヨシヒサは
「おれなんかいない方がアツコはいつも陽気でいられるって分かってるし!」
とコントロール室への帰還を諦めてわんわん泣き出す始末。
(いっそ、ついでにヨシヒサここに置いて一人で戻ろうかな
 今まで見てても、ヨシヒサが思い出ボール触ると全部黒歴史にされるし、アツコの心にもちっとも良くないと思ってた)
黒いことを考え始めるヨシヒロ。
そんなヨシヒロとヨシヒサの前に突然現れたのがコマツサン。コマツサンはアツコが幼いころに心の中で遊んでいた空想の友達でした…が、大きくなるとアツコはコマツサンのことを忘れてしまい、コマツサンはアツコの心の深い谷底で暮らしていたのでした。何とかしてアツコに自分のことを思い出して欲しいコマツサンは、コントロール室に戻ろうとしていたヨシヒロ・ヨシヒサに協力することに。

さて、アツコの状態は更に悪化をたどっていました。リーダー・ヨシヒロがおらず、タダモト・イエヒサ・トシヒサの3人でコントロールするアツコの行動は無茶苦茶。その結果、ヨシヒロが11年間苦労してアツコの心の中に築いた
・俵担ぎの思い出の火山(注3)
・分かっておる(注4)の火山
・正直の火山
・友情の火山
・家族の火山
というアツコの人格を司る5つの山の内、俵担ぎ、分かっておる、正直、友情までが大爆発を起こして吹っ飛んでしまいました…。
遂に父のナリアキラにもさじを投げられてしまいます。
タダモト「えーい、こうなったらかごんまに戻るんじゃい」
トシヒサ「待つんじゃ、アツコ一人で戻るなんて無茶だよ」
イエヒサ「何か二人ともイライラするムカムカ」
トシヒサ「…お前、同じ名前の別人(注5)とかぶってない?」
タダモト「取りあえず実行あるのみ!ポチッとな」
…タダモトが感情ボタンを勢いで押してしまったために、アツコはナリアキラのクレジットカードを盗んで鹿児島行きの飛行機に乗るべく、羽田空港に向かってしまいます…すると、最後に残っていた「家族の火山」までが噴火を始めるのでした…
その様子はコントロール室から転げ落ちていたヨシヒロやヨシヒサにも震動で分かりました。
ヨシヒロ「早く戻らないとアツコが大変なことに!」
ヨシヒロは足手まといのヨシヒサを放って一人で逃げようとします。が、その次の更に巨大な震動で、ヨシヒロとコマツサンは更に深い谷に落ちてしまいます…
ヨシヒサ「ヨシヒロ~コマツサ~ン」
何とか転げ落ちなかったヨシヒサが上から叫びますが、いつも超ネガティブシンキングのヨシヒサには2人を助ける知恵が思い浮かばず、ただ泣くだけでした。

-ヨシヒロとコマツサンが落ちたところは、アツコの心の一番深い底。そこは色が褪せてしまった「思い出のボール」が処分される“ゴミ処理場”でした。ここにいるといずれは消去されてしまいます!ヨシヒロ大ピンチ!しかも、ヨシヒロがどんなに壁をよじ登ろうとしても、すぐに“ゴミ処理場”にずり落ちてしまいます…。
ヨシヒロ「もう駄目だ…ここにはステガマリするような味方(注6)もいないし…」
いつもポジティブシンキングのヨシヒロが、生まれて11年目にして初めて、絶望から号泣し始めました。
…その時、ようやくヨシヒロは分かったのです。
(ヨシヒサがいるからヨシヒロもいるんだ)
つまり明るいヨシヒロがアツコの表の姿なら、それを陰で支えていたのが一見根暗のヨシヒサであったことが。
その頃、コマツサンも何とかゴミ処理場から脱出しようと何かよじ登れる道具を探していました。すると廃棄処分予定の“思いでボール”の山の中から、古ぼけたお守り(注7)が出て来ました。アツコと交換したお守りが廃棄予定のゴミから出て来たことにコマツサンはショックを受けましたが、何かを思いついたのか
コマツサン「これで助かるぞ-」
と泣いているヨシヒロに声を掛けました。
ヨシヒロ「そんなぼろいお守り一つでここから脱出できるの?」
と怪訝なヨシヒロの手を握ってコマツサンがジャンプすると、何とものすごい勢いでヨシヒロはさっきまで必死になっても登れなかった上に戻ることができたのです!…しかし手を握っていたはずのコマツサンがどこを探してもいません…
コマツサンが発掘した「お守り」それは何か一つを犠牲にする代わりに一つ願いを叶えてくれる魔術が秘められていたのでした。コマツサンは自分を犠牲にする代わりにヨシヒロを上に戻してくれるようお守りにお願いしたのでした…
コマツサンは「アツコを頼むぞ-」を叫びながら、処理場の底へと沈んでいきました…。

コマツサンのことが悲しいものの、ヨシヒロ・ヨシヒサは急いでコントロール室を目指して走ります。早く戻らないと、たった一つ残った「家族の火山」が大爆発して、アツコの人格は崩壊してしまいます。もうヨシヒロもヨシヒサを見捨てようとはしません。
やっとの事でコントロール室にたどり着いたヨシヒロとヨシヒサがみたのは、大噴火寸前の「家族の火山」!
コントロール室の中では何とか噴火を止めようとタダモト、イエヒサ、トシヒサがありとあらゆるボタンを押しましたが、なぜかどのボタンも効かなくなっていました。
ヨシヒサ「まにあわなかった…」
いつも通り超ネガティブ思考のヨシヒサの背中を押したのは、今ひとつ仲が悪かったはずのヨシヒロでした。
ヨシヒロ「今はヨシヒサの出番だと思う」
…ヨシヒサがボタンを押すと、不思議なことにさっきまで誰が押しても効かなかったボタンが効いて、「家族の火山」の噴火が止まりました。
-その頃羽田空港で鹿児島行きの飛行機に乗ろうとしたアツコが、はっと気が付いたように正気に戻りました。
「家に戻らないと!」
アツコはヨシヒサがボタンを押したことで、ナリアキラに
「私は鹿児島から離れて悲しい…」
と、素直な感情を出すことができたのでした…

-それから後
アツコは東京でようやく転校先にもなじめるようになりました。そして以前の明るいだけの性格ではなく、時々泣いたり怒ったりふてくされたりびびりになったりするようになりました。
アツコの頭の中は最後に残った「家族の火山」の他に新しい火山がいくつもできています。
そして、ヨシヒロ・ヨシヒサ・タダモト・イエヒサ・トシヒサは時々ケンカしつつも、アツコの未来の幸せに向けて、しっかりタッグを組み、仕事を励むようになったのでした
(おわり)


CAST

ヨロコビ:島津義弘(ヨシヒロ)
カナシミ:島津義久(ヨシヒサ)
イカリ:新納忠元(タダモト)
ムカムカ:島津<中務大輔>家久(イエヒサ)
ビビリ:島津歳久(トシヒサ)

ライリー:島津篤子(アツコ)
ライリーのパパ:島津斉彬(ナリアキラ)

ビンボン:小松帯刀(コマツサン)

<注記>
注1「地震で家が半壊」→事実、篤姫が江戸に転居してすぐに安政の大地震で鹿児島藩の江戸藩邸は倒壊した
注2「俵担ぎ」→それは『篤姫』の4作後の大河の主人公の持ちネタというのは公然の内緒w
注3「火山」:島津ネタですから島じゃなくて火山。桜島とかヾ(^^;)
注4「分かっておる」:『篤姫』で天璋院篤姫が乱発していた決めぜりふらしい
注5「同じ名前の別人」:はい、この方のことですね
注6「ステガマリするような味方」:島津名物ステガマリ。でも感情のゴミ処理場は関ヶ原とちゃいまっせヾ(^^;)
注7「お守り」:『篤姫』で出て来た小道具
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無題
壮大なディズニーテイスト、映画を見ているようでした^^

このキャラ設定ならシリーズ化いけそう?
面白かった~
でもって恒例行事を無事更新できて良かった^^
時乃栞 2016/04/03(Sun)09:35:03 編集
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