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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
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斎藤知事(もう「前知事」だが)の今までの経過をまとめたいい記事を見つけたのでコピペ

不信任直後に相次ぎテレビ出演、出直し選への布石と知られざる斎藤知事誕生秘話 混迷・兵庫県知事失職㊤
9/27(金) 7:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/4a5f806406b10c2303d14a529691197615f7fab8?page=1
斎藤元彦は神戸市須磨区出身。名前は地元の有力者だった母方の祖父が付けた。兵庫県知事を昭和37年から2期務め、祖父と親交のあった金井元彦にあやかった。
愛媛県内の中高一貫校に進み、1年の浪人を経て東大に進学。卒業後の平成14年に総務省に入った。地方自治を所管する同省の官僚は潜在的な知事候補。祖父からはこう激励されたという。「いずれは兵庫に戻り、知事になれ」
県選出の自民党国会議員の元秘書が斎藤と初めて会ったのは10年近く前のこと。斎藤はこの頃からたびたび事務所に顔を出すようになった。党内の情勢、次の総裁選…。「自民は今こうなってるんだよと、私から教えてあげることが多かった。今思えば、野心みたいなものがあったんだろう」。総務省での20年のキャリアのうち地方出向が半分以上。本省勤務の少なさが斎藤の知事志向に拍車をかけた、との指摘もある。
■自民と維新からの推薦 離れ業か時流か
前回知事選(令和3年7月)からさかのぼること1年前、自民のベテラン県議、内藤兵衛(ひょうえ)(66)と石川憲幸(のりゆき)(69)は地元選出の参院議員、末松信介(68)から斎藤を紹介された。神戸市内のホテルで斎藤と歓談した2人はすぐに好感を持った。
この頃、自民は知事選の候補者選定で迷走していた。日本中が新型コロナウイルス禍に揺れる中、日本維新の会共同代表で大阪府知事の吉村洋文(49)ら「物言う知事」たちのリーダーシップがひときわ脚光を浴びていた時期。一方、兵庫県政で5期目の終盤に差し掛かっていた井戸敏三(79)は公用車を最高級車「センチュリー」に切り替えたことが悪い意味で注目を集めていた。
兵庫では現職知事が副知事を後継とする「禅譲方式」が約60年間続いていた。井戸の引退が確実視される中、慣例では自民の次期候補は副知事だった金沢和夫(68)になるはずだった。
だが独自候補擁立を模索する維新の動向が、この既定路線に動揺を生じさせた。「センチュリー批判」のただなかにあった井戸の禅譲候補では「維新に勝てない」という危機感があった。
そんな情勢のもと、内藤や石川は県議団の若手に斎藤を引き合わせ、県政に関する勉強会を開いた。いわゆる「ハコもの行政」を否定し「無形の価値。僕はそれでいい」と語る斎藤に、「会うたびに引き込まれた」と内藤は振り返る。県連が金沢支援で固まる中、内藤らは令和3年3月、当時、大阪府財政課長だった斎藤に出馬を要請するに至る。
そんな自民の分裂に乗じたのが、当時の維新代表、松井一郎(60)だった。「自民の一部会派が支援するなら、勝てる」と自民に先んじて党推薦を出した。これに自民の党本部が反応し、最後は国会議員らの主導で斎藤の推薦を決定した。
斎藤は結果的に、「不倶戴天」の敵同士であるはずの自民、維新の両党から推薦を得るという離れ業をやってのけた。「とにかく井戸さんがダメで、若い候補なら勝てた。斎藤の実力というより、時流に見事にはまった」と当時を知る自民の地方議員が指摘する。
「とにかく知事になれと祖父からずっと言われてきたんだろう。総務官僚からそのための道を進み、それだけが目標だった」
辞職の汚名は刻めない-。斎藤が文書問題でどれだけ非難されようと決して辞職しなかったのも「元彦」の名前ゆえと、議員は語った。(文中敬称略)

「噓八百」会見直後、斎藤知事側近は県警本部に走った 混迷・兵庫県知事失職㊥
9/28(土) 7:22配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ad420f22804116ef31157b93d68a41aaadc97b6
3月27日夕、神戸市中央区の兵庫県庁からほど近い県警本部庁舎に県幹部の姿があった。県警の担当者と向き合ったのは、総務部長(当時)の小橋浩一(ひろかず)(60)や県民生活部長(同)の井ノ本知明(ちあき)(57)ら3人。「名誉毀損(きそん)で告訴や被害届を出せないか、知事から相談してこいと言われまして…」。県西播磨県民局長(同)の男性(60)が作成した告発文書をみせ、こう切り出した3人の表情には困惑が浮かんでいた。
この直前、兵庫県知事の斎藤元彦(46)は記者会見で怒りをあらわにしていた。「業務時間中に噓八百含めて、文書を作って流す行為は公務員として失格だ」。斎藤は男性をこき下ろし、文書は誹謗(ひぼう)中傷に当たるとして「被害届や告訴なども含めて法的手続きを進めている」と宣言した。
だが、文書はその斎藤自身のパワハラ疑惑などを告発したもの。公益性があり、立件は難しいとの県警側の感触を得ると、以降、斎藤が自ら告訴に言及することはなくなった。
3年前、知事就任にあたって「ボトムアップ」を掲げた斎藤。就任時には職員に向け「失敗を恐れないで。失敗したら私が責任を取る」とメッセージを送った。ある中堅職員はこの言葉に期待を抱いたが、ほどなく失望に変わったという。
就任直後、斎藤が設置したのは、知事の肝煎り政策を進める「新県政推進室」。トップの室長には、後に県警本部に走ることになる小橋が就き、井ノ本も室次長に名を連ねた。
同じく室次長となった現産業労働部長の原田剛治(こうじ)(56)、9月に副知事として招かれた片山安孝(64)を含めた4人は、総務省キャリアだった斎藤の宮城県庁勤務時代に、東日本大震災の復興支援で宮城に派遣されるなどしていて知己を得た間柄だ。
次第に県政の重要事項は、斎藤とこの4人の間で決められるようになった、と職員や県議らは口をそろえる。小橋、井ノ本、原田は昇進を重ね、県庁内の枢要なポストを占めていく。斎藤と4人の蜜月ぶりは、宮城県名物をもじって「牛タン倶楽部」と呼ばれた。
「就任時には部局に任せますと言っていたが、結局はトップダウンだった」。斎藤に近い県議は、その運営手法をこう評する。象徴として挙げるのは、斎藤が自身の功績としてアピールする県庁舎の建て替えだ。
県庁舎は前知事、井戸敏三(79)の時代に建て替えを含めた再整備が決まった。だが、斎藤は就任4カ月後の令和3年12月に凍結を表明。井戸の時代から事業費が約1千億円に上振れしており、「県民の理解を得られない」とした。
大規模な支出を伴う事業は止めたが、その後がなかなか決まらない。庁舎の一部は耐震性の問題で解体する必要があり、現状維持の選択肢はない。5年3月、ようやく斎藤が打ち出したのはテレワークの推進により職員の出勤率を4割とし、庁舎をコンパクト化する案だった。
「みんな絶句した。冗談かと思った」。職員の一人が振り返る。県庁は大規模災害時に司令塔の役割が求められる。阪神大震災を経験した職員にとって、斎藤のプランは寝耳に水だった。
「事業を凍結するのは正しい判断だったと思う。ただ、いきなり4割出勤といえば混乱を招く。丁寧さが必要だった」。県議はこう指摘した。
「徹底的に調べてくれ」。今年3月21日、告発文書を入手した斎藤は知事室に牛タン倶楽部の4人を招き、こう指示したという。
人事の硬直化、根回しやコミュニケーションの不足…。斎藤県政のゆがみは、冷静さと客観性を欠いた「告発者捜し」として表出し、不信任の大きな要因となった。

候補者乱立で「斎藤再選」の可能性も、思惑入り乱れる出直し知事選 混迷・兵庫県知事失職㊦
9/29(日) 7:32配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/642fe5f6c9702823f8e20624de0eb860a8446adb?page=1
「こういう状況になったことは…申し訳ないなという思いで…あの、自分自身に対して悔しい思いです」
兵庫県議会の自民党会派などによる辞職申し入れを翌日に控えた9月11日の午後、定例記者会見に臨んだ兵庫県知事の斎藤元彦(46)は開始から約1時間後、突然声を詰まらせ、涙ぐんだ。
令和3年の前回知事選で自民と日本維新の会の推薦を得て初当選を果たした斎藤に対し、維新はすでに会見の2日前、辞職要求と出直し知事選の実施を申し入れていた。
自民を含む全86県議から退場を迫られる事態にあって、斎藤は3年前に自身に出馬を要請した自民県議3人の実名を挙げ「先生方には心から感謝している」と述べた。
これを聞いた維新県議は、ほくそ笑んだ。「自民と知事。維新の名前は出ないほうがいいねん」
3年前の知事選で斎藤は松井一郎(60)や吉村洋文(49)ら当時の維新幹部の応援を受けた。就任後に知事報酬の削減など「身を切る改革」や将来世代の支援を進める一方、重要政策を根回しなく発信する姿勢は、揶揄(やゆ)を込めて「維新知事」と評された。
当の維新側も、国政と地方の選挙で党勢を拡大している間は、それに乗った。「維新県議団は知事与党」。告発文書問題発覚後の今年4月に至っても、県組織「兵庫維新の会」代表で参院議員の片山大介(57)は、そう言ってはばからなかった。
しかし文書問題で告発者を特定して処分した斎藤の対応に批判が集まる中、県議会調査特別委員会(百条委員会)の設置に維新県議21人全員が反対し「斎藤擁護派」のイメージが拡散すると、一気に守勢に立たされた。
本拠地・大阪の選挙で敗北が相次ぎ、党内から「文書問題の対応が後手に回った影響だ」との批判が噴出。調査優先の方針を転換し、他会派に先駆けて辞職を要求したのも、斎藤擁護派のイメージを払拭する思惑があったからにほかならない。
一方の自民。もとをただせば、3年前の知事選は一枚岩でなかった。維新が独自候補を擁立すれば、自民候補と目されていた当時の副知事では勝てないとの見方が一部で強まり、斎藤を支持する県議11人が会派を離脱して擁立に走った。維新勢力の県内への伸長を警戒した国会議員が同調し、斎藤の党本部推薦を決めた経緯がある。
昨年4月、自民は会派を統一したが、しこりは残る。百条委設置の採決では足並みがそろわず1人が反対。不信任決議案の提出にあたっては、最大会派として主導する動きはみられず、立憲民主党議員らでつくる第4会派「ひょうご県民連合」に引っ張られる形になった。
全会一致の不信任決議も斎藤に辞職を決断させるに至らず、主導権を握られた形で出直し選に突入する自民は独自候補擁立を模索する一方、他党との相乗りの可能性も否定していない。ベテラン県議は「こんな短期間で決める候補でいいのか。準備不足だ」と憤る。
維新は独自候補を擁立する方針。県民連合は政党色を出さずに候補者を支援する考えで自民、公明に連携を呼びかける。県民連合の県議は「今回は資質、人物の問題。県民に責任を持てる知事を誕生させる」と息巻く。
3年前と構図は一変するものの、各党の思惑が複雑に絡む点は出直し選も同じ。ただ情勢は流動的で、候補者が乱立すれば「『斎藤再選』の可能性も否めない」とある県議は危機感を募らせる。
県政の刷新を掲げる斎藤が知事就任後3年余りで講じた政策の評価も定まらない中、有権者は、斎藤県政継続の是非について判断を迫られる。選挙によって県民の負託を得た知事は現下の混迷に終止符を打てるのか。答えはまだ見えない。(敬称略)

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今回のことで多数コメントしている橋下徹氏
全く同じポジションにいたこともあり、興味深い。


橋下徹「兵庫県知事はやはり辞職すべきだ…僕がそう考えるパワハラ以外の核心的理由」
9/27(金) 10:17配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b34c7e3859fafe342c69f54339c2876f66badc4a?page=1
■Question
 内部告発の「中身」以上に本質的な問題とは?

 兵庫県の斎藤元彦知事への内部告発を巡り、知事が窮地に立たされています。部下へのパワハラや特産物の“おねだり”などが面白おかしく報道されていますが、橋下さんは問題の本質は別にあると指摘していますね。

■Answer
 独裁国のような「権力の乱用」は許されない
 今回の事件は本連載や公式メルマガで取り上げてきたテーマがてんこ盛りです。要点を絞り、復習してみましょう。まずは些末な「周辺的問題点」と本質的な「核心的問題点」を分けて考えるということです。
 斎藤知事が高級ガニなどを“おねだり”した話や、エレベーターのドアが閉まり部下を叱責した話などが面白おかしく報道されていますが、こうした個別の話は、「周辺的問題点」にすぎません。高額商品をねだるのは論外としても、知事・市長が社交辞令の範囲で地元特産品を土産にもらうのは珍しくありません。それを批判するなら、全国一律に禁止すればいいでしょう。
 また、斎藤知事にまつわる話の出どころの多くが伝聞であることにも注意が必要です。兵庫県議会の百条委員会は県庁職員にアンケートを実施し、約4割が「パワハラ」を、約2割が「おねだり」を見聞きしたと発表しましたが、直接の目撃情報は1%程度。ほとんどが伝聞です。僕の考える「情報の信頼度」だと「信頼度1」の低レベル。裁判でも伝聞は直ちに重視される証拠にはなりません。
 では、仮にこれらパワハラ・おねだりの事実のすべてが「真実」だったらどうか。実は仮に本当であっても当人を懲戒免職にできるかといったら、結構微妙です。殴る・蹴るの暴力は犯罪だから別ですが、口頭での叱責の事実があり、それがやりすぎだったという程度なら、せいぜい〈注意〉〈指導〉、あるいは〈減給〉〈停職〉まで。犯罪レベルでないと「懲戒免職」にはなりえません。こうした事例は普通、組織内の人事異動で対応するものです。
 それがわかっているから、斎藤知事も辞意を口にすることなく堂々としています。斎藤知事を選挙で後押しした維新の会も、当初は百条委員会の結果を恐れていないようでした。パワハラやおねだり程度では「懲戒免職」にならないことを知っていたからです。
 では橋下も同じ意見なのか?
 その疑問には「NO」と答えます。「斎藤知事は辞職すべき」が僕の持論です。
 言ってることが違うじゃないかと思うかもしれませんが、そうではありません。いま述べた通り、組織人によるパワハラやおねだりは通常は〈人事異動〉による対応をします。が、今回は組織のトップ、それも他人では代替不能の職を務める、選挙で選ばれた知事なのです。組織内において異動する先もない以上、人事異動はありえません。だとすれば、自ら辞めるしかないでしょう。法的な因果関係は不明ですが、この件に関連して県職員が2人も亡くなっています。その点で知事には道義的責任もあると思います。
 ただ今回、僕がより深刻な問題だと感じるのは、こうしたパワハラやおねだりではありません。むしろ本質的な問題――「核心的問題点」だと思うのは、人事権を持つ巨大組織のトップが権力を乱用したという点です。
 今回、告発をした元西播磨県民局長を、斎藤知事は第三者調査をやる前に「嘘八百」「公務員失格」と決めつけ、停職3カ月の懲戒処分としました。元局長は、内部告発者を守る「公益通報制度」に則り通報したにもかかわらず、「告発文は噂話をまとめたものだから」と、百条委員会の決定を待たず、一方的に処分を下したのです。元局長はその後、死亡しています。
 告発文が「噂話」や「嘘八百」であるかどうかは、告発を受けた知事や副知事本人が判断することではなく、本来なら調査することも許されません。にもかかわらず今回、知事から調査指示を受けた副知事(当時=以下同)は、なんと告発者のパソコンを調査したというのです。告発された当事者たちが告発者を裁くなんて、独裁国家の権力者のやることでしょう。県議会に設置された百条委員会において、知事や副知事が平然と「何も問題がない」「すべて適切だった」と証言する姿には驚きと同時に恐ろしさを感じます。不正の目的なら告発は公益通報にあたらないため、告発を受けた知事・副知事が、この告発は不正の目的だから告発者は保護に値しないと断じているのです。
 告発された疑惑の内容についても、副知事は「そんなことはやっていない、虚偽だ」と自分で判断し、知事のパワハラやおねだりについては、知事が否定しているのでその事実はない、と決めつけています。もはや告発の内容を確認するよりも、組織を挙げての作成者捜しに目が向いているのです。
 こうした対応について知事・副知事は「手続きを踏んだ適切・適法な調査だ」と言い張りますが到底理解できません。副知事の証言からは、第三者調査の必要を感じていたが知事には進言せず、むしろ知事から「スピード感をもって徹底調査するように」と命じられたので第三者調査を飛ばしたというニュアンスが感じられます。こんな知事・副知事の権力行使がまかり通れば、日本の民主主義は崩壊ですよ。権力者の疑惑を通報すれば潰されるとしたら、誰も公益通報などできなくなります。
 もっとも、斎藤知事の苦労も理解はできます。自治体の首長(知事や市長)と職員とでは利害がすれ違うことも珍しくありません。同じ役所で働いていても、民意を背負った首長とペーパーテストで採用された職員とでは政策に対する温度感が異なります。特に改革を掲げる首長は、現状維持を志向する多くの職員と対立関係に陥ります。かつては僕自身もそうでした。内部告発や誹謗中傷、怪文書の類は、斎藤知事の比ではなかったはずですよ(笑)。
■人の生死を左右する権力の怖さを自覚せよ
 でも僕はそれらについて、発信者を特定して「嘘八百」と封じ込めることはせず、第三者的な調査を徹底的に行いました。僕に原因があれば厳しく指摘してほしいとも指示しました。結果的にすべてシロ、つまり事実無根という結論が出ましたが、それを大々的に公言することはしませんでしたし、告発者を特定して罰することは絶対にしませんでした。そんなことをやれば後に公益通報がなくなるからです。
 知事・市長の権力は、使い方を誤れば他人の人生、場合によっては生死を左右しかねません。役所内の人事はもちろん市民に対しても同様で、例えば不動産業や飲食業では知事名で営業許可証が出ています。万が一にも恣意的に不許可とすれば、その人の生活は絶たれます。その先には中国や北朝鮮のような独裁政治が待っています。大げさではなく、それくらいの意識で政治家は権力を扱うべきだと思います。
 もう一つの問題はパワハラです。今回、社会通念ではパワハラと捉えられるようなことを、斎藤知事は「業務上必要な範囲で適切に指導した」と語っています。斎藤さんは本心からそう思っているのかもしれません。というのも、部下への過剰な叱責や土産物をもらって当然という感覚は、国会議員に共通するものです。国会議員が役人を怒鳴り散らしているさまは、およそ対等な社会人同士とは思えません。
 斎藤知事は総務省官僚としてキャリアを積んできました。彼自身が国会議員や上司たちにされてきたことを、今度は知事になって県の部下たちに行っている。それが「適切な指導」だと信じ込んでいるのでしょう。「虐待の連鎖」と同じように「パワハラの連鎖」。まずは永田町の政治家たちから、襟を正す必要があるとも思います。
 今回の兵庫県の騒動によって全国の知事や市長たち、永田町の国会議員たちが、自分のパワハラも取り上げられないか戦々恐々としているとも聞きます。これまでパワハラ気質だった、知事、市長、国会議員が急に大人しくなったとも役人たちから聞きます。
 この一件で、政治家たちが自分のパワハラに気付き、それが止まり、役人たちもこれまでのおかしさに気付いて、今後はそれらを許さない職場環境になることを強く願っています。

>「核心的問題点」だと思うのは、人事権を持つ巨大組織のトップが権力を乱用したという点です。
という意見にとても同意。
だからマスコミが「パワハラ疑惑」というのを常にお題目につけるのは、今回のことに関する大きなミスリードだと感じる。
わざとだとしたら(「パワハラの疑惑」だけで有名人は首にできるようにしたいマスコミ)非常に悪質。でもその可能性は高そうだな
>部下への過剰な叱責や土産物をもらって当然という感覚は、国会議員に共通するものです。
>斎藤知事は総務省官僚としてキャリアを積んできました。彼自身が国会議員や上司たちにされてきたことを、今度は知事になって県の部下たちに行っている。それが「適切な指導」だと信じ込んでいるのでしょう。
というのが特に興味深い。
個人的にはこのような感覚と、「知事は中央からやってくる“殿様”」という兵庫県庁の体質の悪魔合体が今回の件だと思っている。

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ようやく見つけた
AERAの記事だった

兵庫・斎藤知事は“反省の色なし”で失職・出直し選挙に 対抗馬に「裏金議員」の名前も浮上
AERA dot.9/26(木)21:00
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/dot/nation/dot-234997
 斎藤知事は「議会解散は考えていなかった」とも会見で語ったが、自民党の県議は「知事は県議会解散を模索していたはずだ」という。
「『そこまでいかなきゃいけないのか』という発言は、俺を不信任に追いやった県議会を解散したかったという本音が出たと思う。プライドの高い斎藤知事は『知事の俺様に不信任とはどういうことや』『自民党、維新は裏切りだ』と激怒していたそうだ。自民党の関係者が斎藤知事に弁護士まで紹介していたので、斎藤知事には『信用していた自民に裏切られた』と映って、県議会を解散してやるわということだったのでしょう。しかし、県議会解散となれば選挙費用が16億円かかると試算が早々に報じられてしまった。それは知事選で推薦してもらった維新の『身を切る改革』とは明らかに逆行して、やばいとなって、出直しの知事選のみとなったはずです」
 会見前日まで、斎藤知事は関西のNHKや民放のテレビ番組に次々と出演。そこでも、アナウンサーに遮られながらも、内部告発文書を「誹謗中傷」だと否定し、とうとうと自説を語ってきた。
「出直し選挙のためにテレビに出たのではない。オファーがあったから」と斎藤知事は会見で話したが、自民党県議は、あきれたようにこう話す。
「当初は、記者会見でも内部告発の質問に答えなかった。それがテレビでは一方的に言いたい放題。おまけに内部告発後に亡くなった元県民局長には謝罪もない。不信任決議案の可決が確実になってからは、知事選に持ち込もうと計算していたはず。テレビ出演は、知事選へのPRであり、同情を引いてという作戦ではないか。知事選が関係ないなんて知事の言葉は信用できません」
 自民党とともに県政与党だった維新県議は、
「テレビに出まくる斎藤知事だが、出直し選挙にプラスになっているようには感じない」
 と話す。
 県議会の一部では、維新について、
「斎藤知事は維新と密約をしているのではないか。出直し選挙で維新は応援しないが、候補者も出さないのでは」
という話が漏れ伝わるが、維新県議は全否定する。
「もう維新が斎藤知事を応援することはない。県議会で維新が不信任案に賛成したことに斎藤知事が激怒したらしく、連絡もつきません。維新で斎藤知事が電話を取るのは大阪の吉村(洋文)知事くらいしかいません。密約を結びようがないんです。すでに維新は斎藤知事にぶつける候補を模索している。ただ、斎藤知事の問題で兵庫県でも国政でも維新の評価が暴落していて、知事選に手を挙げてくれる人がいるのかな」

・・・ということなんだが
斎藤知事を神社のお祭りにご招待したのは維新の神戸市議
最後の退庁の時にお見送りした唯一の県議は維新所属
(斎藤知事、失職前最後の公務終え3年間働いた兵庫県庁を後に 頭下げ「県民のみなさんに改めて心からおわび」
9/27(金) 19:27配信 https://news.yahoo.co.jp/articles/044e0d6766f1af62ce0b443e011fea78fc1ecf79
 最後は、維新県議や支援者と握手を交わし、公用車のアルファードに乗り込んだ。後部座席から、何度もおじぎをしながら家路に就いた。)

ぜつえんしたってほんまかいなそうかいな~
まあAERAだからうそつきの可能性が(爆)

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維新の会と斎藤知事は切れている」ニュースを探している途中でこんなの見つけた

https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E4%BF%BA%E3%81%AF%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E3%82%84-%E9%BD%8B%E8%97%A4%E5%85%83%E5%BD%A6%E3%81%8C-%E7%B6%AD%E6%96%B0-%E3%82%92%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%9F-%E7%B6%AD%E6%96%B0%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E5%93%A1%E3%81%AE%E5%98%86%E3%81%8D%E3%81%8C%E3%83%A4%E3%83%90%E3%81%99%E3%81%8E%E3%82%8B-%E5%85%83%E4%B8%8A%E5%8F%B8%E3%82%82%E3%83%93%E3%83%93%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%94%B7/ar-AA1qNA0P?ocid=msedgdhp&pc=U531&cvid=c2b75c112235438a932d52b7840d466b&ei=41
また、会議の際に、県職員が偶然、エレベーターで一緒になったのが、宮城県の村井嘉浩知事だった。斎藤知事は2013年、総務省から宮城県に出向していたから、かつての村井知事の部下にあたる。
「村井知事が名札を見たのか、斎藤知事に同行していた県職員に『兵庫県から?』と声をかけて下さった。『斎藤知事のとこ? またパワハラやってないですか』とおっしゃい。村井知事は心配で聞いてくださったのでしょうが、恥ずかしい思いをしました。斎藤知事のパワハラ、そこまで有名なんかいと……」
もう村井さんに心配かけるのはやめてほしいのです…

「皆様のお力で戻ってきたい」 兵庫・斎藤知事、笑顔で県庁を去る
9/27(金) 18:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/03d57a815b4ddbe79ad834d7f285687fa7bfe4fb
この日午後、最後の公務として出席した県幹部との会議で「至らなかったところがあり、反省する」と陳謝した上で、繰り返し感謝の言葉を述べた。
「任期満了まで仕事したかった」 斎藤知事、失職前最後の公務 兵庫
9/27(金) 17:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/37e6324f8aba4549795d5e4a9b9d95236d0b36df
 記者団の取材に応じ、「(任期)満了まで仕事をしたかった」と悔しさをにじませた。
 30日付で失職する斎藤氏は27日午前10時すぎに登庁。庁内の会議に出席し、職員に対し「私としては心から感謝している」などとあいさつした。
その言葉とか気持ちはもっと前に言っとくべきだったよなあ
遅すぎる

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昨日「維新の会も不信任案に同意したから斎藤知事とは切れてしまった」という話が載っていたニュースを
どこかで見たんだが、今さがしても見つからない(´・ω・`)

「斎藤知事は“正当性担保”のために高校生の手紙を紹介」「目線が動かないのは不安の表れ」…専門家が心理分析
9/28(土) 7:31配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/58679223dab21084c6349adb09ba1b3c623ac5cf?page=1
自らの主張を貫いた斎藤知事はどのような心理状況にあったのか? 東京未来大学 子ども心理学部長 出口保行氏に聞いた。
 まず出口氏は「人に何か言われても自分が正しいと主張することが非常に多かった。心理学における『確証バイアス』といわれるものが強く出ていた」と分析した。
 「『確証バイアス』は誰にでもあり、私たちはある程度何かしらの思い込みを抱えながら生活している。地元の高校生から受け取った“知事を応援する手紙”を引き合いに出したのも『自分は四面楚歌ではなく、自分の主張を理解してくれる人もいる』と表現し、自分の正当性を担保したかったのだろう」
 さらに出口氏は斎藤知事の「目線」が気になったという。
 「どんな質問が来ても斎藤知事の目線はほとんど動かなかった。実は、『不安が強いと目が泳ぐ』という言説は正しくなく、人は不安が強いと相手が何を思っているのかに対して敏感になるため目は泳がなくなるのだ。会見を通してそんな側面が非常に強かった」
 最後まで辞職という選択肢を頑なに拒んだ斎藤知事。出口氏は「極度の緊張・不安によって、他人からの批判や指摘を客観視できない心理状況があったのではないか」と分析する。
 「人からいろんな形で批判をされたり、意見をもらっても『今は耳を傾ける段階ではない』と判断しているようだ。今は自分の主張を揺るぎないものとして、それが必ず県政・県民のために貢献できるという強い意志を持っているという表れだと思う。だが、今後自身の行動を客観的にチェックできるようになれば、発言が変わる可能性はあるだろう」

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