210首目と同じ天正15年11月に詠まれた物です。
「義久公譜中」
一同年十一月、於近衛前久公之華第、有知歌之会、龍伯亦陪其瓊筵、忝賜巻軸、其題寄道祝、
世をひろく守れる神も言の葉の
道にやなひく心なるらん 龍伯
(「薩藩旧記雑録」後編2-384)
近衛前久の歌会に招かれたときに詠んだ一首です。この頃の前久の住まいってまだ東山こと銀閣寺じゃない…よね?
私的には「神も言の葉の道にやなひく心なる」と言う所に強く引かれます。まあこの歌全体読まないと意味が取れないと思われますが。「世を広く守る神様の心を言葉の力でどーにかこーにか」(^^;)という意味じゃないかなあと思うのですが。
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