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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
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本の内容についてはこちら

「戦国大名の閨閥」特集ということで入手してみました。
やはり注目は島津氏。担当は鹿児島短期大名誉教授の三木靖さんですね。
読んでみるか

・・・

戦国大名閨閥事典〈第3巻〉と、対して差がない、というか文量が減った分だけ内容が薄くなってる(涙)
あと、やはり私のHPはごらんになってらっしゃらないのね(当たり前だ)

疑問点数点
・忠良とかその姉妹の結婚相手を決めたのは母親の常磐ということになってますが、それを肯定するような史料がどれか明示されてなかった・・・。
こちらでも指摘されてますが、島津歳久他二人(ヲイ)の結婚を「父・貴久の意向を受けた物」とした理由がやっぱり書いてなかった。紙幅の関係ではしょられたんでしょうけど。身分の低い14歳下の、とどめに後世の人に「妾じゃないのか疑わしいぞ」(「本藩人物誌」)とまで書かれてしまった歳ぼんの奥さん・・・。ちょっと「貴久の意向による結婚」にするには苦しいんではないでしょうか。
・義久の子とか義弘の子についてはカットされてた・・・紙幅の関係と思うが、もしかしたらそれを書いてしまうとドロドロ度が増して収拾がつかないからばっさり切られたのかもしれない(苦笑)


他の記事で注目したことなど
・「伊達氏」を担当した宮城県立図書館長の伊達宗弘さんって、やっぱり子孫でしょうね・・・
・「北条氏」黒田基樹「織田氏」谷口克広とそうそうたる名前が並ぶ中で、燦然と??輝く???「六角氏」佐々木哲のお名前(謎)。六角承禎の名前など影も形もない項目内容に仰天した人も多いのでは。その後にでてくる「浅井氏」(六角氏との関係が深い)との内容とも全然連携してない(爆)。気になる方は「佐々木哲」で検索しましょう。
・「徳川氏」
桶狭間の戦い以降の築山殿は、家康正室ではなかった。徳川家嫡子信康の母として生涯を終えた。
なるほどー。そういう見方もできるな。ちなみに担当は平野明夫(國學院大講師)さん。
・「長曽我部氏」担当の朝倉慶景さんには土佐一条氏項目作成ではお世話になりました、というか、土佐の戦国時代、現状ではこの人しか専門にやってる研究者いないのかな・・・
・「有馬氏」の記述で気になる点が。しかしこれも参考史料が提示されてない(涙)
・「洞松院尼」って、またすごいマイナーな姫を今福さん取り上げたな・・・この人の専門上杉だったと思うんだが・・・。内容はなかなかおもしろいですよ。しかしそれでも地元の赤松に関心が向かない私・・・(をい)
・巻頭グラビア 世の中、かなりマイナーなお姫様や武将でも肖像画残ってるんですね。・・・なのに島津・・・。・゚・(つд∩) ・゚・ 。
・巻頭コラム、非常に興味深いです。ちょっと長くなりそうなので別記事で再度取り上げようと考えてます。

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