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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
今回ご紹介するのは読売新聞社から昭和40年代に出された『昭和史の天皇』です。地元の図書館の検索で見たら何と30巻もあるみたい。しかも更にこんなに重量級の本なのに索引がないようだ。

これは許せぬ読売。ナベツネは責任を取れ!ヾ(^^;)

…で、これまたネット検索で今田新太郎の記述があることを見つけたのでした。第25巻になります。
もしかしたら他の巻にも今田記述があるのかも知れないのですが、上記の通り索引がないので探すのは諦めました。ごめんなさいヾ(--;)

ではまいる。
…って、あれ?今田の話は、何とあの片倉衷の談話で出てくるようです。


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今日ご紹介させて頂く本は『悪政・銃声・乱世』実はサブタイトルに「児玉誉士夫自伝」とついております(○。○)
…私の年代にとっては児玉誉士夫っつーと「ロッキード事件の児玉さん」と言うイメージしかないんだけどなあ(これで私の年齢が分かろう物である_| ̄|○)
本をざっと見た経歴によると
・福島県二本松出身 …どうもこの人も東条英機同様「とーほぐの怨念」を背負って成長したようです…ちなみに祖父は二本松藩士だったよう
・家は大変な貧困にあえいでおり、母も早世、あちこちに養子にやられたり丁稚奉公に出されたりしてかなり苦労したようです
・その中で財閥や上流階級ばっかり儲かる世の中に疑問を感じ、左翼運動に入るが…赤旗振ってソビエトソビエトばっかり唱えているという行動に疑問が出てくる
・同じ下層階級を救おうという思想でも北一輝の方に光を感じて、そちらに身を投じることに
・…が、その後は警察と対立して始終牢獄にぶち込まれる日々(^^;) 児玉曰く「昭和の初期あたりは右翼の方が目立ってたためか、特高は左翼より右翼の方に締め付け厳しかったよ」(p.61)
…まあ、乱暴なまとめですが、これが児玉の前半生でした。
タイトルは戦前(→悪政)、戦中(→銃声)、乱世(→戦後)を表しているとのこと(林房雄前書き)。
ネット検索で、この本に今田の話が載ってるらしいと知ったときはビックリしました。

ではその該当の場所を参る。
…でも、今田が出ている箇所って1箇所しかなかった…_| ̄|○
だが、じぶんはここで、満州事変の発端と言うべき、例の"柳条溝の武力衝突"の首謀者が誰であるかを述べる必要はないと思う。ただこのさい、本事変にかんけいした同志について少しばかり言うと、かつて、東京世田谷の松陰神社社頭でおこなわれた、「青年前衛隊」の結盟式に参加した片岡駿及び奥戸足百(たるお)の諸君が、そのご満州へおもむき、青いシナ服を着て、満州人とも見られるすがたに変装し、今田新太郎大尉らと一しょになって、決死的な働きをしていたことを述べておこう。
p.69
<少しだけ補足>
・かつて、東京世田谷の~:同本のp.59の記述によると、昭和6年3月中旬頃、大川周明主催の「行地社」を中心としていくつかの国家主義団体が統合し「全日本愛国者共同闘争協議会」成る団体を結成したのだが、その中から50人の若者が選抜されて"青年前衛隊"を結成し、昭和初期の数々の騒動に関わっていく(児玉曰く、血盟団事件、5.15事件、神兵隊事件、2.26事件に関わった若者の多くがこの青年前衛隊に所属していたことがあったという)。この青年前衛隊の隊長が狩野敏、副長が奥戸足百だったという。

さて、上の文章で注目点があります。
詳しい説明は「つづきはこちら」をクリック

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皆様は、この今田新太郎シリーズのはや~い頃に「これが今田の写真らしいですよ」という物を掲載(当該の物にリンク)したのをご記憶であろうか。

-実は先日中谷武世という人の回想録を入手したのだが、その情報によると
どうもそれは間違いらしい!⊂(。Д。⊂⌒`つ

本当に申し訳ない。臥してお詫び申し上げます。<(_ _)>

詳しい説明は「つづきはこちら」をクリック。



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今回取り上げるのは、石原莞爾が入れ込んで直属部下にした物の、蘆構橋事件後に真っ向から対立、莞爾を事実上中央から追い出してしまった、豪腕さんの回想録です。
…A級戦犯の一人といった方が通りがよいですかね…

実は今回入手した芙蓉書房版(旧版)のほうは、合間合間に部下の回想録や証言が挟まっています。めっちゃ読みにくい。最近 武藤の回想録と妻の後書きのみで構成された文庫本(中公文庫版)が出たようですので、武藤の肉声だけを聞きたい方はこちらの方をお奨めします。安いし(^^;)

トータルでざっと見た感想ですが「非常に頭の良かった方なんだな」と言うのが最初の印象です。
特に最後の方に掲載された「巣鴨日記」は当時の日本の世相を醒めた目で観察した記録でもありますが、「あんたは予言者か」と言う位ズバズバとその後の日本の行方を当てています。…そして死刑判決後、家族に宛てた日記は涙無くしては読めない。
次に感じた印象は「相手の感情を思いやらずにストレートに出てしまう」という欠点です。どうも本人も自覚していたようですが(部下に「思わずきついことを言うこともあるが」と言っていたらしい)最後まで治らんかったようです。持って生まれた性格だったのかな。私的にはこれが原因となって武藤を最悪の運命に持って行ったように感じました。

ではまいる。
これも長い本なので、要点を箇条書きで



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近年発見された畑俊六の回想録、反省文と昭和3年~4年の日記を収録した物です。
これがおっそろしく文量多い。
今村均の回想録も読んだときに驚いたけど、よくこんなに大昔のこと覚えてるなあ、と。

実は、畑俊六の日記はけっこう残存しているようで、他の年度の分は既に翻刻されているようです(『続現代史資料』、『畑俊六獄中獄外の日記』)。どうも今田のことにも言及されているらしいのだが(^^;)、今回入手したこれには載ってないみたい_(。_゜)/
しかし、満州事変関連とか、いろいろ興味深い話が満載でした。

ではまいる。
ただしかなり量が多いので、内容を箇条書きにて紹介。


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