拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
本屋で偶然立ち読みしたんですが。
タイトルから見て「島津重豪がでてくるかなー」と予想して目次を見ると
予想どんぴしゃ、単独項目で取り上げているようだ。
これだけ読んでみるか・・・
・・・
重豪ってすばらしい!先端的な考えの持ち主!田沼様のお友達というだけですばらしい!
・・・終始こんな調子でした。がっかり。
確かにタイトルから見て分かるように田沼意次を誉めて誉めて誉めたおす番組の本というのは分かってるんですよ。でも、島津重豪の治世はその後先考えない「開明」のために、後の処理が大変だった時代でもあるのですよ。そういう暗い点にはひとっことも触れてない。この章は島津重豪を中心に書いているのだから、そういう問題点もちょっとは指摘してないと片手落ちもいいように思いました。人間明るいばかりが人生じゃないんだから。
と思ったら、去年の大河の便乗本 で、もうけた作家さんみたいですねぇ。このお方。
そういえば、島津重豪の章の最後の方では「斉彬すばらしい!その養女となって大奥の盟主となった去年の大河の主人公・篤姫すばらしい!」といった論調がちらっと挟まれていた。
深い掘り下げを期待する方が無駄だったか。
※蛇足ですが、個人的には田沼意次の治世自体はそれなりに評価はしています。田沼が嫌いだから上記の感想になったわけではないので。念押し。
拙ブログ関連ネタ
文化朋党の「乱」
公家・堤家と鹿児島藩
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本の内容についてはこちら
「戦国大名の閨閥」特集ということで入手してみました。
やはり注目は島津氏。担当は鹿児島短期大名誉教授の三木靖さんですね。
読んでみるか
・・・
戦国大名閨閥事典〈第3巻〉と、対して差がない、というか文量が減った分だけ内容が薄くなってる(涙)
あと、やはり私のHPはごらんになってらっしゃらないのね(当たり前だ)
疑問点数点
・忠良とかその姉妹の結婚相手を決めたのは母親の常磐ということになってますが、それを肯定するような史料がどれか明示されてなかった・・・。
・こちらでも指摘されてますが、島津歳久他二人(ヲイ)の結婚を「父・貴久の意向を受けた物」とした理由がやっぱり書いてなかった。紙幅の関係ではしょられたんでしょうけど。身分の低い14歳下の、とどめに後世の人に「妾じゃないのか疑わしいぞ」(「本藩人物誌」)とまで書かれてしまった歳ぼんの奥さん・・・。ちょっと「貴久の意向による結婚」にするには苦しいんではないでしょうか。
・義久の子とか義弘の子についてはカットされてた・・・紙幅の関係と思うが、もしかしたらそれを書いてしまうとドロドロ度が増して収拾がつかないからばっさり切られたのかもしれない(苦笑)
他の記事で注目したことなど
・「伊達氏」を担当した宮城県立図書館長の伊達宗弘さんって、やっぱり子孫でしょうね・・・
・「北条氏」黒田基樹「織田氏」谷口克広とそうそうたる名前が並ぶ中で、燦然と??輝く???「六角氏」佐々木哲のお名前(謎)。六角承禎の名前など影も形もない項目内容に仰天した人も多いのでは。その後にでてくる「浅井氏」(六角氏との関係が深い)との内容とも全然連携してない(爆)。気になる方は「佐々木哲」で検索しましょう。
・「徳川氏」
・「有馬氏」の記述で気になる点が。しかしこれも参考史料が提示されてない(涙)
・「洞松院尼」って、またすごいマイナーな姫を今福さん取り上げたな・・・この人の専門上杉だったと思うんだが・・・。内容はなかなかおもしろいですよ。しかしそれでも地元の赤松に関心が向かない私・・・(をい)
・巻頭グラビア 世の中、かなりマイナーなお姫様や武将でも肖像画残ってるんですね。・・・なのに島津・・・。・゚・(つд∩) ・゚・ 。
・巻頭コラム、非常に興味深いです。ちょっと長くなりそうなので別記事で再度取り上げようと考えてます。
「戦国大名の閨閥」特集ということで入手してみました。
やはり注目は島津氏。担当は鹿児島短期大名誉教授の三木靖さんですね。
読んでみるか
・・・
戦国大名閨閥事典〈第3巻〉と、対して差がない、というか文量が減った分だけ内容が薄くなってる(涙)
あと、やはり私のHPはごらんになってらっしゃらないのね(当たり前だ)
疑問点数点
・忠良とかその姉妹の結婚相手を決めたのは母親の常磐ということになってますが、それを肯定するような史料がどれか明示されてなかった・・・。
・こちらでも指摘されてますが、島津歳久他二人(ヲイ)の結婚を「父・貴久の意向を受けた物」とした理由がやっぱり書いてなかった。紙幅の関係ではしょられたんでしょうけど。身分の低い14歳下の、とどめに後世の人に「妾じゃないのか疑わしいぞ」(「本藩人物誌」)とまで書かれてしまった歳ぼんの奥さん・・・。ちょっと「貴久の意向による結婚」にするには苦しいんではないでしょうか。
・義久の子とか義弘の子についてはカットされてた・・・紙幅の関係と思うが、もしかしたらそれを書いてしまうとドロドロ度が増して収拾がつかないからばっさり切られたのかもしれない(苦笑)
他の記事で注目したことなど
・「伊達氏」を担当した宮城県立図書館長の伊達宗弘さんって、やっぱり子孫でしょうね・・・
・「北条氏」黒田基樹「織田氏」谷口克広とそうそうたる名前が並ぶ中で、燦然と??輝く???「六角氏」佐々木哲のお名前(謎)。六角承禎の名前など影も形もない項目内容に仰天した人も多いのでは。その後にでてくる「浅井氏」(六角氏との関係が深い)との内容とも全然連携してない(爆)。気になる方は「佐々木哲」で検索しましょう。
・「徳川氏」
桶狭間の戦い以降の築山殿は、家康正室ではなかった。徳川家嫡子信康の母として生涯を終えた。
なるほどー。そういう見方もできるな。ちなみに担当は平野明夫(國學院大講師)さん。
・「長曽我部氏」担当の朝倉慶景さんには土佐一条氏項目作成ではお世話になりました、というか、土佐の戦国時代、現状ではこの人しか専門にやってる研究者いないのかな・・・・「有馬氏」の記述で気になる点が。しかしこれも参考史料が提示されてない(涙)
・「洞松院尼」って、またすごいマイナーな姫を今福さん取り上げたな・・・この人の専門上杉だったと思うんだが・・・。内容はなかなかおもしろいですよ。しかしそれでも地元の赤松に関心が向かない私・・・(をい)
・巻頭グラビア 世の中、かなりマイナーなお姫様や武将でも肖像画残ってるんですね。・・・なのに島津・・・。・゚・(つд∩) ・゚・ 。
・巻頭コラム、非常に興味深いです。ちょっと長くなりそうなので別記事で再度取り上げようと考えてます。
拙HPで関ヶ原ネタをやり始めたから気になったわけですが(^^;)
リンクをたどって石田三成が逃亡後、かくまわれていたという伝説のある洞窟に実際に行かれたレポートを拝見させていただいたのですが
…なんかもういろいろ無茶すぎるんですが。読みながら頭の中に流れる川口浩探検隊のテーマ…ヾ(--;)
行くのもすさまじいのが伺い知れるのですが(断崖絶壁を歩くコースあり)
ホントにあんな所に三成隠れてたとしたら…そりゃお腹冷やして下痢にもなるよ
しかしもっとスゴイのはもしあの洞窟に隠れてたとしたら、あそこをよく探し当てたよ田中吉政の追撃軍。
関ヶ原に行ったときにも「400年前のご先祖様達、こんな所で無線も携帯もなくよく大規模戦闘できたな」と感じたのですが、これをみてまた「400年前のご先祖様達ぱねぇっす」と思いました…。
※素人さんは写真を見て「よし自分も行ったらぁ」…なんて無茶しないように。
リンクをたどって石田三成が逃亡後、かくまわれていたという伝説のある洞窟に実際に行かれたレポートを拝見させていただいたのですが
…なんかもういろいろ無茶すぎるんですが。読みながら頭の中に流れる川口浩探検隊のテーマ…ヾ(--;)
行くのもすさまじいのが伺い知れるのですが(断崖絶壁を歩くコースあり)
ホントにあんな所に三成隠れてたとしたら…
しかしもっとスゴイのはもしあの洞窟に隠れてたとしたら、あそこをよく探し当てたよ田中吉政の追撃軍。
関ヶ原に行ったときにも「400年前のご先祖様達、こんな所で無線も携帯もなくよく大規模戦闘できたな」と感じたのですが、これをみてまた「400年前のご先祖様達ぱねぇっす」と思いました…。
※素人さんは写真を見て「よし自分も行ったらぁ」…なんて無茶しないように。
※時代劇専門チャンネルのHPはこちら
HPにもあらすじは書いてありますが、念のためコピペ
三代将軍・家光(森次晃嗣)の命を帯びて、中仙道を旅する柳生十兵衛(千葉真一)、その妹の茜(志穂美悦子)ら一行。十兵衛は任務を妨害する薩摩藩をはじめとする反徳川勢力に対し、まぼろし天狗に扮して大暴れする! 彼らが命じられた任務とは中仙道を整備するための公儀巡検使としての旅であった。表向きは、茜が柳生縫之介として公儀巡検使を務め、裏巡検使として十兵衛が白髪の権兵衛爺さんと称し、夢之屋一座の一員として旅をする。この任務を全うすることが出来るのか!?
同じサニー千葉の柳生シリーズでも『柳生一族の陰謀』とは違ってかなりコミック調です。
そして、時代劇のお約束通り島津が悪の親玉でして、
その島津さんというのがあの島津家久(忠恒)
ということは
最後でサニー千葉演じる十兵衛さんが家久(忠恒)をぼっこぼこにしてくださるんですね!
これは島津マニアとしては是非見なければヾ(--;)・・・と思っていたのですが、実は前回放送で最終回だけ見るの忘れていたので(ヲイ)今日再放送で拝見しました。
以下ネタバレ