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拙HP「戦国島津女系図」の別館…のはず
諸史料(島津側の史料も含め)もタイトルのように書いてあるので、そのまま素直に考えていたの
だが

改めてみたら、これは変じゃん。
 陽和院殿が島津光久と結婚した年:万治2年(1659年)
 平松時庸死去:承応3年(1654年)
結婚する5年も前に養父死んどる~⊂(。Д。⊂⌒`つ

ひとつの考えとしては、陽和院が養女になったのは結婚を機にした物ではなく、女官になったタイミングではないかと。
女官の任官年がはっきり分からないのが難点だが、後光明天皇の薨去年(承応3年(1654年))以前には下がるが…。

今ひとつの考えは、実際は平松時庸の息子・時量の養妹だった、という物。実は、この時量という人はかなりやり手だったようで、自家を興隆させるために、門葉でありかつ親しい関係でもあった近衞基凞に願い出て、平氏(平松家は平家末裔)遠祖の日記「兵範記」をもらい受けるなど、活発に活動していた。そんな時量が、従兄弟・陽和院と島津光久の縁談をまとめ、更に陽和院を自分の兄弟としたことは十分あり得る。

さあ、真相はどっち?

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いつも拝見させて頂いている某ブログにて、興味深い記事が書かれていたので抜粋してみる。
耳に、いや目に痛い…
ちなみにこのブログを書かれている方は、国際政治学というか政治戦略学というか、そういう方面の専門の方です(つまり非歴史学者。)
※なお、万が一迷惑がかかること+拙ブログとはかなり分野違いのブログなので、アドレスは敢えて提示しません。

・「歴史家」ってずるいぞ
・どうもこの人達の話しぶりは「神の視点」からの意見のように感じられる
・歴史家はこの後の結果を知っていて、後付けで物事を見ることが出来る ところがそういう有利さを忘れて?まるで神様のようにこの時の出来事を分析したりする
・この視点では、当事者が先の見えない中で試行錯誤していたという視点がすっぽり抜け落ちている
・その結果、歴史家達は過去の人々の失敗を第三者的な感覚でボロクソにけなしている
・…が、この歴史家達が実際その当時に放り込まれたら何にも出来ない→人のこと言えるのかよ

…かなり乱暴なまとめですが、こんな所でしょうか。

誰とは言いませんが、この第三者的な立場に立って見事に客観的に-そして当事者の立場を考慮せずに-歴史を語っているプロの歴史学者を、私も大勢見てきました。もしかしたら私もうっかりそういう気分で駄文をつらねているかも知れません。今後教訓として戒めていきたいと思います。

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いや、先日行った病院の待合室にあった雑誌『日経大人のOFF』に書いてあったのですが

このコラムを書いたのは中村修也という方。雑誌の略歴では専攻は「日本茶道史」となっていましたが、検索で見ると古代史の方が本来のご専門のようです。

で、うろ覚えで書くヾ(^^;)中村氏による「千利休は生き延びた」説の根拠というのは
(1)晒し首にされたのが大徳寺山門にあった木像である 本当に切腹していたなら本物の首を曝すはず
(2)豊臣秀吉が文禄年間(この時利休は定説では死んでるはず)に母・なか(正確にはなかの侍女)宛てに送った手紙で「利休が点ててくれたお茶がうまかったんだよ~」(意訳)と言うことを書いている 現在の通説では「秀吉はここまでぼけていた」説の根拠にされているが…
…他にも書いてられたかも知れませんが、要点はこんな所だったかと。
また、中村氏説によると、その後の利休を養っていたのは細川忠興らしいです。

私個人の意見では、もし利休が生き延びていたら、その後日談を示すような記録も残っていてもおかしくないわけで(まして記録魔の忠興がかくまったことになってるんですからね~)中村説には同意しがたいのですが、学会ではどう受け止められてるのでしょうか。はてさて。

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元セゾングループ総帥の堤清二氏(=作家”辻井喬”)が11月25日になくなっていたことが28日にニュースになりました
実はこのセゾングループ配下に私が愛用している無印良品もあったのですが(今は違う)…別館全然更新できてへんのをどうにかしないとね(^^;)

さて、拙別館を抜きにしても、堤清二と拙ブログ(のネタ)は意外に関わりがあったりする。
「つづきはこちら」をクリック。


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島津家の財政問題や、政治主導権を巡る争いと捉えられている「近思録崩れ(秩父崩れ)」。
私も拙ブログで何回か取り上げたことがある。
私は上記の理由の他に、島津重豪の奥向きの問題が影を落としていると考えている。
簡単に説明すると
 出身身分が低いが、将軍御台所を生んだお登勢の方 vs 出身身分が高くて島津家当主を生んだお千万の方
この対立が江戸方+重豪vs国元+斉宣という流れになり、ついに御家騒動となって爆発したという説である。

実はこのようなケースが、島津家で過去にあったのである。



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